住宅ローンの返済が苦しくなったとき、
借入をしている銀行に相談すると、返済条件の見直し「リスケ(リスケジュール)」に応じてもらえることがあります。
返済が苦しいからといって、すぐに家を売却するという選択はあり得ない、なんとか家族の生活を守りたい、
今よりも返済が楽になれば…と誰しも思うのではないでしょうか?
リスケの方法は2パターンあり、
①返済期間の延長をすることで、毎月の返済額を減らせる
②一時的に元本の返済をストップ、期間中は利息のみの返済なので、毎月の返済額を減らせる
一見すごく良い方法で、利用できるのであればと思われるのではないでしょうか?
ところが、リスケにはデメリットもあります。
<リスケのデメリット>
・返済期間延長により、延長した期間の利息が増えるので総返済額が増える
・優遇金利が適用されていた場合、優遇金利でなくなったり、金利が引き上げられる場合がある
・追加で、担保や保証人を求められるケースがある
・5年程度の延長では、期待しているほど返済額は減らない可能性が高い
など、あなたにとってメリットばかりではないのです。
また、リスケに応じてもらうためには審査がありますので、審査が通らなければ実現しません。
では、一時的に利息のみを返済するというパターンを利用した場合どうなるか?
半年~1年ほどの期間を定めて行うことが多く、仮に、1年間利息だけ返済したとすると、
1年後からは足りなかった返済分をあとで追いつくようにしなければならず、リスケ前よりも返済額が上がります。
例えば、病気やケガなどで一時的に返済が困難になり、完治すれば収入はもとに戻るといった事情の方には適した方法ですが、
半年~1年後にそういった見込みがなければ、返済が上がった途端また同じことの繰り返しです。
リスケは、一時的な猶予策と捉えた方が良いのですが、解決したと錯覚してしまうのが怖いところ。
そして、銀行の担当者が変わった途端に打ち切られるなんてことも現実におこっています。
住宅ローンの返済が苦しくなった時、まず、銀行に相談することは自然な流れではありますが、
リスケが果たして本質的な解決になるのかをしっかり見極める必要があります。
リスケだけが解決策ではありません。
何をゴール(解決)とするかは、置かれている状況によって一人一人違ってきます。
任意売却専門ローン救済911は、たとえ相談者にとって厳しい選択肢だとしても、目先の解決ではなく、
本質的な解決となるようなご提案を常に目指しています。
家を守ろうとしたばかりに、より苦しい日々が続くようなことがあってはならないと思っています。
あと何十年も続く住宅ローン、冷静な決断が今後の人生を左右するのではないでしょうか。
あなたからのご相談をお待ちしております。